2018年03月22日

更新終了のお知らせ

2009年に開設して以来、約8年と半年間に渡って更新してきた当サイトですが、更新を終了する事を決断致しました。Twitterアカウントに関しましても、今シーズンをもって更新を終了させて頂きます。

自分がかつてよく閲覧させて頂いていたAS MONACO NEWSさんの更新終了によって、日本でAS MONACOについてのサイトが無くなってしまった事を憂いて、慣れないながらも開設した当ブログですが、多くの方のご愛顧を賜りましてここまで継続する事が出来ました。

途中、モナコの2部降格で日本でモナコに関心を持つ人なんてもう居ないんじゃないかと思い、閉鎖する事を考えた時期もありましたが、その度に励ましのお言葉を頂戴し、1部復帰、ファルカオやハメスらの獲得、CLの舞台への復帰、そして昨シーズンのCLベスト4とフランス王者という素晴らしい瞬間を皆様と共有出来た事は、閉鎖を考えていた時からすると、望外の喜びでした。

今となってはモナコの試合がDAZNで毎試合中継がされる様になり、またモナコが復活への途上を続ける中で多くの方々がモナコを応援して下さる様になり、当ブログとしてはその役目を果たし終えたと感じた事、またプライベートの面でこれ以上、ブログを維持し続ける事が困難になりつつある事でこの度、2部時代の時とは違い、晴れやかな気分で閉鎖する事を決断致しました。

閉鎖後も引き続き、私自身はひっそりとモナコを応援し続けて参ります。いつか違った形で皆様と再会する事があれば、温かく迎えて頂ければ幸いです。

今まで永きに渡り、本当にありがとうございました。
Daghe Munegu!!

2018.3.22
AS MONACO NOTE 管理人
posted by もなこ at 12:07| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月01日

【随時更新】Mercato d'hiver 2018 (2018/01/01〜2018/01/31)

《注意》この記事は移籍市場が閉鎖する1月31日まで最上部に表示されます。最新の記事は下をご覧下さい。なお、移籍情報はTwitterアカウント(@ASMonaco_jp)でも更新していく予定です。

【獲得】
MF ジョナタン・メキシク (←セルクル・ブルッヘ) レンタル早期満了
FW ピエトロ・ペッレグリ (←ジェノア) 5年契約、移籍金ボーナス込み2500万ユーロ+4000万ユーロ以上での再販時の10%

【放出】
DF ピエール・ヌグインダ (→クヴィイー) レンタル
DF テレンス・コンゴロ (→ハダースフィールド) レンタル
MF スアイロ・メイテ (→ボルドー) レンタル
MF ジョナタン・メキシク (→トゥール) レンタル
FW ギド・カリージョ (→サウサンプトン) 移籍金2200万ユーロ
FW イルレ・シャイビ (→ヴァッカー・インスブルック) レンタル
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2017年11月25日

【コラム】ユースリーグ、躍進なるか?

トップチームはCLでグループステージ最下位が確定してしまいましたが、UEFAユースリーグに出場しているU-19チームは2位以上が確定し、次のラウンドへの進出を決めました。
2013-2014シーズンからスタートした同大会は当初はトップチームがCLに出場するチームに限られていた為、モナコの初出場は2014-2015シーズンでした。この時には開幕から2連勝したもののそのから4連敗を喫し、最下位で敗退しました。

国内リーグ王者にも門戸が開放された2015-2016シーズンは出場せず。昨シーズン(2016-2017)は再びレバークーゼンとトッテナムに連勝した後、CSKAに連敗を喫し、2014-2015シーズンの悪夢がよぎりますが、再びレバークーゼンとトッテナムに連勝し、CSKAに次ぐ2位でグループステージを突破。プレーオフで国内王者ルートを突破してきたローマに勝利し、ノックアウトステージに進出しますが、初戦のレアル・マドリード戦に敗れ、ベスト16で姿を消しました。

今シーズンのここまでの成績は以下の通りです。

RBライプツィヒ 1-4 モナコ
得点:エムブラ(2分)、ポポヴィッチ(38分)、OG(72分)、シーラ(73分)
Mifsud -
Y.ヌガクトゥ、ポポヴィッチ、B.バディアシル、セラーノ(A.Silva 78分) -
Antognelli、I.ディアロ -
エムブラ、ボンジョバンニ、アントヌッチ -
シーラ

モナコ 3-2 ポルト
得点:エムブラ(4分)、ボンジョバンニ(78、86分)
Mifsud - 
Y.ヌガクトゥ、ポポヴィッチ、B.バディアシル、Abanda(A.Silva 93分) - 
Antognelli、I.ディアロ、アントヌッチ(K.テュラム 46分) - 
エムブラ、ボンジョバンニ、シーラ

モナコ 3-0 ベシクタシュ
得点:Abanda(63分)、エムブラ(68、77分)
Mifsud - 
Y.ヌガクトゥ、ポポヴィッチ、I.ディアロ、Abanda- 
Iglio(Koté 75分)、Antognelli、アントヌッチ - 
エムブラ(Koffi 86分)、ボンジョバンニ、シーラ

ベシクタシュ 3-2 モナコ
得点:ボンジョバンニ(45+2分)、Alioui(54分)
Mifsud - 
Y.ヌガクトゥ、ポポヴィッチ、B.バディアシル、Abanda - 
I.ディアロ、Antognelli(N.Alioui 46分)、アントヌッチ(Iglio 73分) - 
エムブラ、ボンジョバンニ、シーラ

モナコ 2-2 RBライプツィヒ
得点:Alioui(41、75分)
Mifsud - 
Y.ヌガクトゥ、B.バディアシル、セラーノ、Abanda - 
I.ディアロ、K.テュラム(Koffi 76分)、Antognelli - 
シーラ、N.Alioui、ボンジョバンニ

開幕から3連勝スタートを切りましたが、アウェーのベシクタシュ戦で初黒星。前節のホームでのライプツィヒ戦はすでに敗退が決まっている相手との試合でしたが、ポポヴィッチ、アントヌッチ、エムブラというキーマンが欠場。内容はモナコが押している展開でしたが、ライプツィヒはカウンターからの少ないチャンスを活かし、2-2のドローに終わりました。ロスタイムにはボンジョバンニがPKのチャンスを得て、決めていれば勝利に大きく近づくところでしたが、得た本人が外してしまいました。

3勝1分1敗で2位に付けているモナコは、最終節でモナコ戦以外は全勝(4勝1敗)でモナコを勝ち点で2上回るポルトとポルトに乗り込んでの直接対決となります。この試合に勝った場合はベスト16に進出。引き分けるか敗れた場合は国内王者ルートを勝ち抜いたチームとのプレーオフに進出します。プレーオフに勝ち抜いた場合はグループステージの各組の1位チームとの対戦となる為、ここの勝敗は今後に大きく影響します。

今シーズンのモナコのU-19チームのメンバーは、過去の下部組織出身選手の子弟が多く居る他、青田買いによって獲得した選手達も多く含まれています。U-19チームは今シーズンで言うと99年生まれ以降の選手達ですが、ユースリーグでは何らかの基準で98年生まれの選手も登録が認められています。昨シーズンは97年生まれのカルドナらがそうでしたし、今シーズンはMifsudとY.ヌガクトゥとセラーノの3人が98年生まれの選手です。

GKはそのMifsudが5試合全てでフル出場しています。昨シーズンは同い年のロイク・バディアシルの陰に隠れ、なかなか出場機会を得られませんでしたが、今シーズンはアピールの絶好機と言えるでしょう。

CBはトゥールから夏に獲得したばかりのボリス・ポポヴィッチ(2000年世代)と本来はU-17チーム世代のベノア・バディアシル(2001年世代)のコンビとやや心許ないコンビ。兄のロイクと共に大器である事は確かですが、それを脅かす存在も無く、ベノア・バディアシルが欠場した第3節は守備的MFが本職のイブラヒマ・ディアロが、ポポヴィッチが欠場した第5節は左ラテラルが本職のセラーノがコンバートされて穴埋めしている状況です。

両ラテラルは前述のオーバーエイジのヤニス・ヌガクトゥが右で全試合フル出場。左は同じくオーバーエイジのセラーノがファーストチョイスではありますが、第2〜4節は欠場。第5節はCBにコンバートされた為、過去にはフランスの世代別代表歴もあるAbanda(2000年世代)らが代役を務めています。ヤニス・ヌガクトゥの兄は2011年のガンバルデッラ杯制覇や2013年のU-19リーグ制覇に貢献したクエンティン・ヌガクトゥです。

守備的MFはモナコの下部組織出身で、夏にマインツに転出したアブドゥ・ディアロを兄に持つイブラヒマ・ディアロ(99年世代)と、昨冬にアヤックスから獲得したベルギー人のフランコ・アントヌッチ(99年世代)と、Antognelli(2000年世代)の3人が基本線となっています。そんな中で2001年世代のIglioと、かのリリアン・テュラムを父に持つカフラー・テュラムも出場機会を得ており、今後に大きな期待を抱かせる存在と言えます。

FWは右ウイングに昨シーズンのこの大会の得点王で、夏にバルセロナから加入したスペイン人のジョルディ・エムブラ(99年世代)、左に2015年の夏にスタンダール・リエージュから獲得したベルギー人のアドリアン・ボンジョバンニ(99年世代)、中央に昨シーズンのフランス国内のU-19リーグで得点を量産していたムサ・シーラ(99年世代)が基本線となっていますが、昨シーズン途中でそのムサ・シーラがリザーブチームに昇格した後にU-19チームのエースとなったAlioui(99年世代)が第4節の後半と第5節の90分の合計135分で3得点を挙げて台頭。まだ1ゴールと得点が伸び悩んでいるムサ・シーラもうかうかしてられない状況になっています。

フォーメーションは第1節は4-2-3-1、その後は4-3-3を基本としていますが、第4節では1-3とリードされた状態でMFを1枚(Antognelli)削り、FWのAliouiを投入した事で4-4-2も試して1点返しており、Aliouiが期待に応えている事を考えると、今後もメンバーさえ揃えば4-4-2を採用するかもしれません。

過去の2大会よりも将来性があるメンバーが揃っており、この大会での躍進はもちろん、その後のトップチームへの昇格も期待させます。まずは最終節のアウェーでのポルト戦です。選手層自体はさほど厚くない為、欠場者でさらに薄くならぬ様に願うばかりです。
posted by もなこ at 14:57| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

【コラム】マルク・ケラー氏がルイドゥに?

ニース戦の大敗、チャンピオンズリーグ初戦のRBザルツブルク戦での引き分けを経て、今週末は昇格チームのストラスブールをスタッド・ルイドゥに迎えます。

このストラスブールで会長を務めているのがマルク・ケラーという人物。一時はCFA2(5部)まで落ちていた古豪を救うべく、CFA(4部)に復帰した2012年に会長に就任。僅か5年で再びリーグアンの舞台へと返り咲かせた手腕は見事と言えます。

しかしながら、古いモナコファンにとって、このマルク・ケラーという人物から連想されるのは、苦々しい思い出しかないでしょう。彼は2006年から2008年迄と、2009年から2011年迄の合計4シーズンに渡ってモナコでゼネラルディレクターを務めていた人物です。

ストラスブールやカールスルーエやウェストハムなどでFWとして活躍し、1997年にはフランス代表の一員としてブラジル戦でゴールを決めた実績もあるマルク・ケラー氏は、ブラックバーンで現役を退いた2001年にストラスブールのスポーツディレクターに就任。途中でゼネラルディレクターに昇格して2006年迄の間の働きが評価された形で、夏にモナコに引き抜かれました。

端的に言うならば、マルク・ケラー氏の引き抜きは完全に失敗に終わりました。2006年から2008年迄の前半2シーズンは出だしでいきなりラズロ・ボローニ監督の下で躓き、そのまま浮上のきっかけすら見出す事は出来ず、2007-2008シーズンの冬の移籍市場ではポクリヴァッツに350万ユーロを支払い、アルミロン、ファビオ・サントス、イグナシオ・ゴンザレスをレンタルで獲得するという、最悪としか言えない動きでチームの混乱に拍車をかけると、そのシーズンが終わる前に低迷の責任をとってミシェル・パストール会長が辞任。新たに就任したジェローム・ド・ボンタン会長のリストラ政策によって、2008年の夏にケラー氏はモナコを追われます。

ボンタン会長のリストラ政策は移籍市場においても貫かれ、下部組織出身者を中心とした多くの若手が躍動するシーズンとなります。しかしながら、初のモナコ人以外の外国人会長(ボンタン氏はフランス人)に対する風当たりは厳しく、成績不振という理由で会長の座を追われ、後任のエティエンヌ・フランジ会長は再びマルク・ケラー氏をゼネラルディレクターとして招聘します。

しかしながら、復帰して早々にケラー氏は彼にとって最大のミステイクを犯します。それは自身が招聘したはずのリカルド・ゴメス監督を契約満了で退任させ、新たにギー・ラコンブ監督を招聘した事です。

補強に関しても自身が獲得し、レンタルに出されていたネネを復帰させた事、ピュイグルニエをレンタルで獲得した事までは評価出来ますが、それ以外の補強に関してはグジョンセン、クタデュール、エドゥアルド・コスタ、ジミ・トラオレなど悉く外し、逆にボンタン氏の若手重用策で芽が出始めていた若手を放出していきます。それでも実となっていた若手達やネネやピュイグルニエといった選手達の活躍によって、久しぶりに欧州のカップ戦の出場権争いに絡みます。しかしながらリーグ終盤の失速で出場権獲得に失敗すると、リーグ戦で連勝していたPSGとのフランス杯の決勝にも敗れ、最後の望みも絶たれます。

2010年夏には欧州のカップ戦の出場権を逃した事で、ネネを筆頭に多くの主力がチームを離れ、その大半がラコンブ監督の指示に従わずに各々の判断でプレーしていた、物を言えるベテランを中心とした選手達だった事で、そのシーズンはラコンブの強権に若手選手達が萎縮する悪循環を招きます。さらに主力を放出して得た資金を、懸案だったCFの補強としてエムボカニに投じるもそれも失敗に終わり、冬にラコンブに対する最後の抵抗勢力だったアロンソを放出すると、チームはいよいよ末期的な症状に陥ります。ラコンブを解任するも時すでに遅く、チームはリーグドゥ降格となります。フランジ会長は降格の責任を全てマルク・ケラー氏に被せる形でゼネラルディレクターの座を再び追われました。

それから1年を経て、再びストラスブールに戻った後の事は冒頭で触れた通りです。ストラスブールでは見事な手腕を発揮するのに、モナコではそれを発揮出来なかったのは何故でしょうか?主力の放出でそれなりのリソースを得ながら、それを効果的に再投資出来なかった事。下部組織出身の若手を重用せず、完成された選手にばかり目を向け過ぎた事が原因ではないでしょうか。

フォローする訳ではありませんが、ボンタン氏の時代に台頭したヌクルらの若手や、降格後に主力となっていくジェルマンや92年組の多くの面々やフェレイラ=カラスコらは彼の時代に下部組織に加えた選手達であり、若手を見る目はあるのではないでしょうか。ただ、その若手達をトップチームの主力へと引き上げるといった部分に関しては無策だったと言わざるを得ません。

降格圏を彷徨っているストラスブールにとっては勝ち点が欲しい試合でしょうし、モナコにとっても試合間隔が中2日で、怪我人も出ている厳しい環境の中、ニース戦の大敗を払拭し、再びリズムに乗る為にも負けられない試合となります。

もうすでにマルク・ケラー氏を知る人物はモナコには居ませんが、ルイドゥのサポーター達は彼の存在を忘れてはいないでしょうし、彼がもしルイドゥに現れたとしたら、サポーター達はどういう反応をするのでしょうか?その答えは今週末の試合で明らかになります。
posted by もなこ at 18:52| Comment(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

【随時更新】Intersaison 2017(2017/06/09〜2017/08/31)

《注意》この記事は移籍市場が閉鎖する8月31日まで最上部に表示されます。最新の記事は下をご覧下さい。なお、移籍情報はTwitterアカウント(@ASMonaco_jp)でも更新していく予定です。

【獲得】
GK ディエゴ・ベナリオ (←ヴォルフスブルク) 3年契約、移籍金無し
GK アルヴァロ・フェルナンデス・ジョレンテ (←オサスナ) 3年契約、移籍金無し
DF ラファエル・ディアッラ (←セルクル・ブルッヘ) レンタル満了
DF テレンス・コンゴロ (←フェイエノールト) 5年契約、移籍金1500万ユーロ
DF ジョルディ・ガスパル (←リヨン) 3年契約、育成保証金50万ユーロ
MF ユーリ・ティーレマンス (←アンデルレヒト) 5年契約、移籍金2500万ユーロ
MF アダマ・トラオレ (←リオアヴェ) レンタル満了
MF スアイロ・メイテ (←ズルテ・ワレヘム) 5年契約、移籍金800万ユーロ
MF ユースフ・ベンナスル (←ナンシー) レンタル満了
MF ボリス・ポポビッチ (←トゥール) 5年契約、育成保証金50万ユーロ
MF ロニー・ロペス (←リール) レンタル満了
MF ジウ・ディアス (←リオアヴェ) レンタル満了
MF ラシド・ゲザル (←リヨン) 4年契約、移籍金無し
FW アラン・サン=マクシマン (←バスティア) レンタル満了
FW ジョルディ・エムブラ (←バルセロナ) 5年契約、移籍金300万ユーロ
FW アダマ・ディアカビ (←レンヌ) 5年契約、移籍金1000万ユーロ
FW ステヴァン・ヨヴェティッチ (←インテル) 4年契約、移籍金1100万ユーロ
FW ケイタ・バルデ (←ラツィオ) 5年契約、移籍金3000万ユーロ
FW ラシナ・トラオレ (←スポルティング・ヒホン) レンタル満了

(獲得⁇)
DF メフディ・ベネディーヌ (←セルクル・ブルッヘ) レンタル満了
FW イリエ・シャイビ (←ACアジャクシオ) レンタル満了
FW タフシル・シェリフ (←セルクル・ブルッヘ) レンタル満了

【放出】
GK ポール・ナルディ (→セルクル・ブルッヘ) レンタル延長
GK モルガン・デ・サンクティス (→引退) 契約満了
DF ジョルディ・ガスパル (→セルクル・ブルッヘ) レンタル
DF アブドゥ・ディアロ (→マインツ) 移籍金500万ユーロ
DF Kouadio Yves Dabila (→リール) 契約満了
DF ウワ・エウデルソン・エシエジレ (→スィヴァススポル) 契約解除
DF Ruben Vinagre (→ウォルバーハンプトン) レンタル
DF バンジャマン・メンディ (→マンチェスター・シティ) 移籍金5750万ユーロ
MF Chano Boukholda (→リール) 契約満了
MF ジョナタン・メキシク (→セルクル・ブルッヘ) レンタル
MF トリスタン・ムユンバ (←セルクル・ブルッヘ) レンタル
MF ティエムエ・バカヨコ (→チェルシー) 移籍金4500万ユーロ
MF ユースフ・ベンナスル (→カーン) レンタル
MF ナビル・ディラル (→フェネルバフチェ) 移籍金200万ユーロ
MF ベルナルド・シウバ (→マンチェスター・シティ) 移籍金5000万ユーロ
MF ジウ・ディアス (→フィオレンティーナ) 買取オプション付きレンタル
MF グエバン・トルマン (→セルクル・ブルッヘ) レンタル
MF コレンティン・ティラール (→グルノーブル) 契約解除
FW ヨアン・アンズアナ (→ジローナ) 契約解除
FW ブライトン・ラボー (→アミアン) 契約満了
FW ヴァレール・ジェルマン (→マルセイユ) 移籍金800万ユーロ
FW コレンティン・ジャン (→トゥールーズ) 移籍金600万ユーロ
FW イルヴァン・カルドナ (→セルクル・ブルッヘ) レンタル
FW アラン・サン=マクシマン (→ニース) 移籍金1000万ユーロ
FW ラシナ・トラオレ (→アミアン) レンタル
FW キリアン・エムバペ (→PSG) 買い取りオプション付きレンタル
FW クエンティン・ヌガクトゥ (→未定 ) 契約満了
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2017年05月11日

チャンピオンズリーグを終えて…

ユベントスとの第2戦も1-2で落とし、チャンピオンズリーグの舞台でのチャレンジを一旦終えたモナコ。ベスト4まで勝ち進んだ事、そして勝利への野心は国内はもとより、国外からも賞賛を集めています。

ユベントスとの対戦では経験をまざまざと見せつけられた格好となりましたが、すでにモナコは今シーズンのリーグアンで来シーズンのチャンピオンズリーグのグループステージからの出場権を確保済です。来シーズンの同舞台ではさらに一回り大きくなった選手達が、シーズン得た経験を生かし、今シーズンあるいは2003-2004シーズンの“忘れ物”を奪いにいく野心を見せてくれる事を願って止みません。

2003-2004シーズンのチャンピオンズリーグ準優勝メンバーで、2009年1月にクラブを離れたルーカス・ベルナルディは退団時にこんな風にコメントしていました。

『あのシーズンは永遠に私の記憶に深く刻み込まれていくだろう。あらゆるクラブにとって歴史的な瞬間だ。あのチームはとても一体となっていた。あの冒険(CL準優勝)のスタートになったのは2003年のリーグ杯制覇だったと思う。スタッド・ドゥ・フランスでの決勝は若いチームに大きな自信を与えた。その後、難しい時に直面してもプレー出来なくなった始めの頃(退団する直前)も顔を上げていられた。そういった事が私を成長させてくれた』

あのシーズンのスタートがその前のシーズンのリーグ杯制覇だとするならば、今シーズンもしリーグアンのタイトルを勝ち取れれば、それを超える大きな自信を若い選手達が得られるのではないでしょうか。そしてその経験に来シーズンに得られるであろう経験を上積みすれば、その後のキャリアにおいても大きなプラスになるであろう事はベルナルディが実証してくれています。

来シーズン、ヴァシリエフ副会長が常々語っている野心を実現させる為には、次のオフでの動きが非常に重要となります。2003年の夏は財務危機によって補強を禁止させた事により、結果的に戦力の多くを保持する事だけに注力せざるを得なくなり、放出したのはデシャンの構想から外れかかっていたマルセロ・ガジャルドやラファエル・マルケスなどだけでした。次のオフで現有戦力をなるべく保持し、例え一部の戦力を失ったとしてもそれを補って余りある補強が敢行出来れば、来シーズンに夢の続きを見る事も可能かもしれません。

モナコのチャレンジは一旦幕を閉じました。でもそれは終焉だとは思っていません。心無い方々は現有戦力の行き先にばかり興味津々の様ですが、少なくとも自分は選手達が来シーズンも夢の続きを見せてくれる事を信じています。その為にはまずは残りのリーグアン3試合で1勝1分1敗以上の成績を残し、リーグ制覇を実現させなくてはなりません。
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2017年04月26日

【コラム】PSG戦に初招集された8人。

3月5日に行われた第28節のナント戦と、3月11日に行われた第29節のボルドー戦の間が中6日空いたのを最後に、インターナショナルマッチデーを除けば、週に2試合ずつを戦い続けているモナコ。そのインターナショナルマッチデーすら多くの選手が招集されてしまい、負傷離脱者を除けば休めた選手はごく僅かしかおらず、ここに来てパフォーマンスの低下が見られるのは疲労が無縁ではないでしょう。

今週もミッドウィークにはフランス杯のPSG戦が水曜日に予定されており、来週と再来週のミッドウィークはユベントスとのチャンピオンズリーグ準決勝。第37節と第38節の間にもリーグ杯決勝で順延されている第31節のサンテティエンヌ戦が組まれており、リーグアンの全日程を終えるまでは週に2試合ずつ戦う状況は継続します。

リーグアン制覇とチャンピオンズリーグに焦点を当てるジャルディムは、フランス杯のPSG戦に向けての招集メンバー21人にリザーブチームでプレーする8名を含めました。規定により直近の2試合に出場した選手を最低でも7人は出場させなくては罰則を受けてしまう様ですが、その規定に沿う15人の選手の中から規定ギリギリの7人しか招集していない事から、とても大胆なターンオーバーと言っても過言ではありません。

しかしながら今回初招集されたリザーブチームでプレーする8人にとっては、PSGという国内随一のビッグクラブとの対戦で、自らの力をアピール出来るチャンスを得られる重要な機会かもしれません。今回のコラムはアピールを目論む8人の若武者を紹介したいと思います。

DF Safwan Mbae
生年月日:1997年4月20日
国籍:フランス・コモロ
契約:育成契約
出場の可能性:低い
昨シーズンのガンバルデッラ杯(U-19チームのカップ戦)優勝メンバー。今シーズンはリザーブチームとUEFAユースリーグでCBのレギュラーとしてプレーしています。

DF Kouadio Yves Dabila
生年月日:1997年1月1日
国籍:コートジボワール
契約:育成契約
出場の可能性:低い
リザーブチームの現監督がコートジボワール人である事から、現在のリザーブチームには4人のコートジボワール人が所属していますが、今回の招集メンバーに含まれたのは彼1人。リザーブチームではMbaeと共にCBのレギュラーとしてプレーしている選手です。

今回の試合でベンチ入りする控えCBは1人になる事が予想される為、その座をMbaeと争う事になりそうです。ベンチ入りしたとしても、CBに交代枠を使う可能性はディフェンス陣に怪我人が発生した場合以外に考えにくい為、Mbaeと共に出場機会が巡って来る可能性はそう高くはないでしょう。

MF トリスタン・ムユンバ
生年月日:1997年3月7日
国籍:フランス
契約:プロ契約(〜2019年)
出場の可能性:高い
U-17世代の時にはフランスの世代別代表経験も持つ期待の守備的MF。昨シーズンのガンバルデッラ杯優勝メンバーでもあります。メキシクがレンタル移籍した事により、今シーズンはリザーブチームの不動のレギュラー。またUEFAユースリーグでもレギュラーとしてプレーおり、チャンピオンズリーグにはグループステージからB登録済みです。いくつかの小クラブを経て、2012年夏からモナコの下部組織でプレーしている選手です。ファビーニョの出場時間を短くする為には彼の投入は必要不可欠です。出場の可能性は高いと言えるでしょう。ボンジョヴァンニと共に先発起用の可能性すらあります。

MF ディラン・ボーリュー
生年月日:1997年5月5日
国籍:フランス
契約:育成契約
出場の可能性:低い
昨シーズンのガンバルデッラ杯優勝メンバー。U-19チーム時代はウイングが主戦場の選手でしたが、今シーズンのリザーブチームでは守備的MFのレギュラーとしてプレーしています。UEFAユースリーグにも数試合出場しています。エンドラムがリザーブチームの試合で調整する際にはレギュラーの座を譲っており、序列としてはエンドラムやムユンバに劣ります。現状ではベンチ入り出来るかどうかといったところでしょう。チャンピオンズリーグには決勝トーナメントからB登録されています。これはアダマ・トラオレがレンタル移籍した事によって守備的MFの駒が減った事による措置と思われます。

MF アドリアン・ボンジョヴァンニ
生年月日:1999年9月20日
国籍:ベルギー
契約:プロ契約(〜1999年)
出場の可能性:高い
昨年のEURO U-17ではベルギー代表の一員としてプレー。敗退後にはとんぼ返りでガンバルデッラ杯決勝にも出場して優勝に貢献しました。今シーズンの主戦場はリザーブチームで、UEFAユースリーグやガンバルデッラ杯ではU-19チームでもレギュラーとしてプレーしています。スタンダール・リエージュの下部組織から一昨年の夏に加入。早くからこの試合の先発予想に名を連ねるなど、最大の注目株と言えるでしょう。チャンピオンズリーグにはA登録されておらず、まだ加入から2年経過していない為、B登録も出来ないので、出場する事は出来ません。

MF コランタン・ティラール
生年月日:1995年10月18日
国籍:フランス
契約:プロ契約(〜2018)
出場の可能性:微妙
左右のウイングの選手ではありますが、時には左ラテラルでプレーする事もあり、さらにカルドナのトップチーム昇格で空きが出た事により、1トップとしてもプレーしたユーティリティな選手。今回の招集もそこの部分に対する評価が少なからずあると思います。2014年に前下部組織ディレクターと現リザーブチーム監督と共にエヴィアンからモナコに加入し、U-20世代の時にはフランスの世代別代表にも選出されましたが、トップチームへの壁を乗り越えられずに年下に先を越されています。チャンスが巡って来るかは微妙なところではありますが、こういった苦労人も大切にしてもらいたいところです。リザーブチームではカルドナに次ぐ8ゴールを挙げています。

MF フランコ・アントヌッチ
生年月日:1999年6月20日
国籍:ベルギー・イタリア
契約:プロ契約(〜2019)
出場の可能性:あり得る
冬に移籍金250万ユーロでアヤックスから加入した選手。ボンジョヴァンニと共に昨年のEURO U-17に出場しています。18歳未満という事でモナコに加入してからしばらくはFIFAから試合への出場が許可されない事態となっていたものの、3月末になってようやく許可が下り、それからリザーブチームの4試合にトップ下とセカンドトップとして出場していますが、まだゴールは挙げていません。まだそんなにプレーを観た訳ではないので、この機会に観てみたい選手ではあります。加入してすぐにA登録されている為、チャンピオンズリーグに出場する事が可能です。

FW ヨアン・アンズアナ
生年月日:1996年12月13日
国籍:コンゴ共和国・フランス
契約:プロ契約(〜2019年)
出場の可能性:あり得る
トゥーレ、ディアロ、エンドラムらと同じ96年組で、2013年には彼らと共に1つ上の世代(レンタル中のシェリフ、ディアッラ、ヌガクトゥらの世代)のU-19リーグ制覇にも貢献しています。ウイングが定位置の選手ですが、最近はセカンドトップや1トップとしても起用されています。コンゴ共和国出身で2011年にモナコに加入。世代別代表としてもプレーしています。チャンピオンズリーグにはグループステージからB登録されています。

先発11人と交代で3人枠がある訳ですが、前述の通りそのうちの7人は直近の2試合でプレーした選手となります。それ以外にトップチームからディアロ、ジョルジ、エンドラム、カルドナの出場が見込まれる為、交代枠を全て使ったとして、リザーブチームから招集された8人のうち、最大で3人が出場機会を得る事となります。直近の2試合でプレーした選手のうち、ファビーニョとベルナルド・シウバは長時間使いたくないでしょうから、その代役となるムユンバとボンジョヴァンニを出場の可能性を高評価にしました。主力はほとんど出場しませんが、普段観れない選手を観れる良い機会でもあるので、ジャルディムがどんな決断を下すか注目しましょう。
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2017年04月18日

【コラム】エムバペに続く逸材?

水曜日(日本時間では木曜早朝)にドルトムントとの第2戦を控えるモナコ。第1戦にアウェーチームが3-2で勝利したケースは過去100回あったそうですが、そのうちの97回は突破しているというモナコに有利なデータはありますが、気を抜けば不名誉な4回目の敗退チームに名を連ねてしまう可能性もあります。一昨年のアーセナル戦でもアウェーの勝利から、ホームではぎりぎりまで追い詰められた前例もあるので、しっかり気を引き締めて臨んでもらいたいと思います。そんなチャンピオンズリーグで評価がうなぎ登りなのがエムバペですが、そんなエムバペに続けとばかりに新たな才能が下部組織で育ちつつあります。

先週末、モナコの下部組織は2つのビッグゲームに挑みました。1つ目は15日に行われたCFA(4部)に所属するリザーブチームのColomiers戦です。フランスではリザーブチームは4部以上には上がる事が出来ない為、残留を決める事が事実上、最も大きなミッションとなります。モナコのリザーブチームは1月末から3月頭頃まで不調に陥り、一時は降格争いもちらつく順位まで落としていましたが、ここ2試合に連勝し、残留決定に大きく近付いた状態での試合でした。80分過ぎまで1点ビハインドの状態でしたが、82分に値千金の同点ゴールを決めた選手が57分から途中出場していたムサ・シーラ(Moussa Sylla)というエムバペよりも1つ下の99年生まれの選手です。

トップチームでコレンティン・ジャンがレンタル移籍し、さらにカリージョの怪我が長期化した事により、リザーブチームからカルドナがトップチームに昇格。それに伴い、リザーブチームで出場機会を掴み始めたのがU-19チームで得点を量産していたシーラでした。3月4日に行われたMont-de-Marsan戦から3試合に渡って先発出場のチャンスを得ましたが、ゴールという結果は残せず。連勝した直近の2試合ではチャンスを失っていましたが、重要な試合で重要なゴールを挙げました。試合は85分にやはり途中出場のトルマンのゴールで2-1で勝利。この結果、モナコのリザーブチームは4試合を残して降格圏との勝ち点差を13に拡げ、残留を確定させたばかりか、順位を5位に上げて上位を伺う位置につけました。

さらに先週末には、U-19チームでも重要な試合が行われました。U-19チームは開幕から好調で首位を快走していましたが、年末あたりから調子を落とし始め、前々節のトゥールーズのU-19チームとの試合に敗戦。前節のColomiersのU-19チームとの試合も引き分け、2位のモンペリエのU-19チームとの勝ち点差は僅か1に縮まっていました。16日に行われたマルセイユのU-19チームとの試合は絶対に落とす事が出来ない試合でしたが、この試合でもシーラは22分にゴールを決め、5-2での勝利に貢献しています。モンペリエのU-19チームが敗れた為、2試合を残して勝ち点差は4に拡がり、逆にプレーオフ進出に王手をかけています。次節のリヨンのU-19チームとの試合ですんなり決めたいところですが、最終節には最下位チームとのホームでの試合も残しているので、U-17チームに続くプレーオフ進出はほぼ手中に収めたと言っても良いのではないでしょうか。

シーラは今シーズン、U-19リーグで20得点、リザーブチームで1得点、UEFAユースリーグで2得点を挙げており、合計では23得点(ガンバルデッラ杯は無得点)を挙げています。エムバペ(178cm、67kg)よりも181cm、70kgと体躯的にもやや恵まれています。U-19チームでもリザーブチームでも1トップとしてもプレーしており、1トップとしてはまだ心許なさもあるエムバペよりも前掛かりで使える選手と言えます。フランスU-18代表としてもプレーしており、来シーズンは2019年に行われるU-20ワールドカップ出場を賭けたEURO U-19に挑む事になります。来シーズンからの2シーズンはそこを目指しても非常に重要なシーズンとなるでしょう。すでにモナコとは2010年までのプロ契約を結んでいますが、活躍次第ではフロントはその契約を延長する必要があるでしょう。

同世代には16日のマルセイユのU-19チームとの試合での2ゴールを含む、リーグ15得点を挙げているNabil Aliouiという選手もおり、こちらもシーラと共にフランスU-18代表の一員です。さらにシーラよりも一足早くリザーブチームでプレーしているベルギー人のBongiovanniや冬に加入したアントヌッチ、EURO U-17優勝メンバーの一員のポルトガル人左ラテラルのVinagreも同じ99年生まれです。誰が最初にトップチームでのチャンスを掴むのか、楽しみにその成長を見守りましょう。
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2017年03月25日

【コラム】カルドナの運命は?

コレンティン・ジャンのレンタル移籍とカリージョの負傷離脱の長期化により、リザーブチームやU-19チームで得点を量産してきたイルヴァン・カルドナの姿を見る事が出来る機会が増えました。現在はフランスU-20代表の一員として、U-20四カ国トーナメントにも出場しているカルドナ。順風満帆なステップを踏んでいる様にも思えますが、逆にチャンスを得ている今だからこそ、早々に結果を出さなければ彼のキャリアに悪影響を与える可能性も孕んでいます。

まずは世代別代表での状況ですが、今から2年前のまだU-18チームだった時代にも世代別代表に選出されて3試合に出場しましたが、ここではゴールという結果を残す事が出来ませんでした。しかしながらU-20世代になって再び世代別代表に復帰すると、日本代表との親善試合のレギュラー組が出場した第1戦(3-0で日本が勝利)の3日後に、控え組を中心としたメンバーが出場して行われた第2戦(昨年9月3日)に出場し、試合終了間際に世代別代表初ゴールを決めています。
(夏を境に1つ世代が繰り上がるフランスの基準ではU-20ですが、元日を基準とする日本ではU-19となっています)

続く昨年11月14日に行われたオランダU-20代表との試合(こちらも控え組を中心としたメンバーが出場した第2戦)でも後半ロスタイムにチームを引き分けに導くゴールを挙げています。

両ゴールともに控え組を中心としたメンバーでの試合なので、今年5月から韓国で行われるU-20ワールドカップで代表入りを果たす為には、現在行われているU-20四カ国トーナメントで結果を出す事が必要不可欠です。23日に行われた第1節のセネガル戦では、3-0でリードしながらも退場者を出して1人少ないという難しい状況で62分から途中出場したものの、ゴールという結果を出す事は出来ませんでした。内容的にも1トップのポジションでボールを収める事を求められていましたが、その役割はあまり果たせていなかった様に思います。72分にはワンツーを起点にチャンスを作り、フリーでシュートを打てる場面もありましたが、コースを読まれていて、相手GKを脅かす事は出来ませんでした。短い試合間隔であと2戦行われる為、また出場するチャンスが巡ってくると思われますが、ここでアピールしなければなりません。

クラブレベルでは、U-19チームやリザーブチームで活躍出来る事はすでに分かりました。しかしながら求められるのはトップチームでの活躍です。昨シーズン、リザーブチームでの活躍が認められてトップチームでも出場機会を得たものの、結果を残せずに今シーズンはACアジャクシオへとレンタルされているイルレ・シャイビの様に、結果を残せなければ、来シーズンは他のクラブにレンタルに出される可能性が高いでしょう。

リボロフレフ会長が就任以降、モナコの下部組織出身選手でトップチームでレギュラーの座を得た選手のうち、モナコのトップチームでレギュラーを確保する前にレンタルに出されて、復帰後にレギュラーの座を掴んだ選手は誰も居ません。現在のトップチームで下部組織出身のエムバペ、トゥーレ、エンドラムはレンタルを経験していませんし、ジェルマンはレンタルを昨シーズン経験しましたが、その前のリーグドゥ時代はほとんどレギュラーでしたし、リーグアンに復帰した最初のシーズンも前半戦はファルカオとリヴィエールの後塵を拝していましたが、ファルカオの負傷離脱以降はレギュラーに復帰しているので、現在のカルドナの立ち位置とは大きく異なります。ディアロはレンタルを経験していますが、現在はレギュラーの座にはまだまだ程遠い状況です。リボロフレフ会長就任から昨シーズンまでの間には下部組織出身選手のうち、YFC(現アトレティコ)、クルザワ(現PSG)、ディンゴーム(現トロワ)、ナンパリ・メンディ(現レスター)といった選手がレギュラーの座を掴みましたが、彼らはレンタルを経験していません。

リボロフレフ会長就任以前に遡っても、デシャン監督時代まで思い返してみましたが、例外はルフィエル(現ASSE)とマンガニ(現アンジェ)くらいしか思い出せませんでした。むしろ近年ではティッセランやピ、古くはグラックスやジグリオッティの様にレンタル先で(むしろルフィエルやマンガニ以上に)活躍しながらも、モナコでは評価してもらえずにチームを去って行った選手達のイメージの方が強いです。

そうした前例を鑑みると現段階でレンタルに出されるのは、彼のモナコでのキャリアにおいてプラスに働くとは到底思えません。それを回避する為にはトップチームでの活躍、もしくはU-20ワールドカップでの活躍しか道はありません。ジェルマンやエムバペに続く為には、カリージョが復帰するまでのこの短期間が勝負と言えます。
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2017年03月24日

【コラム】モナコの理事は?

何故、この時期にこんなコラムを書いてるのか、自分でも疑問ではあるのですが、実は以前に空いてる時間を使ってちょこちょこ書いて、そのまま放置してたコラムなんです。CLもリーグアンも国内のカップ戦も佳境に迫っている時期にもっと競技的なものを書け…と怒られるかもしれませんが、他にこんな事を書く人も居ないのではないかと思い、敢えてこの時期にアップしてみます。

フロントの人事に関しては変更があった時に逐一こちらやTwitterアカウントの方で情報をお伝えしてきましたが、理事(Administrateurs)に関しては触れて来ませんでした。モナコの株はリボロフレフ氏が率いるMonaco Sport Investが3分の2を、公国政府管轄下のAssociation Sportive de Monaco Football Clubが残りの3分の1を所有しています。理事はこの保有比率を基に選出されているものと思われます。

リボロフレフ氏が会長と呼ばれるのはこの理事会の会長という立場で、ヴァシリエフ副会長も同様です。この2人の他に7人の理事が居て、理事会は合計9人で構成されています。

1人はリボロフレフ氏の愛娘のエカテリーナ嬢、リボロフレフ氏と共にスタンドのVIP席から観戦しているところがカメラに抜かれているので、観た事のある方も多いのではないでしょうか。2012年2月にニューヨークのセントラルパークの西側に面したペントハウスを8800万ドルで購入し、当時は面積あたりで最も高額な売買物件として話題となり、NYのセレブに仲間入りしました。

次に紹介する人物も女性で、ウクライナ人のテティアナ・ベルシェダ(Tetiana Bersheda)氏です。スイスに自らの事務所(ベルシェダ弁護士事務所)を構える弁護士で、国際的な商取引において豊富な経験を持ち、国際的な仲裁や紛争の解決、会社法や倒産等を専門としているそうです。英語、フランス語、ロシア語、ウクライナ語に堪能で、ドイツ語やスペイン語の専門的な知識も持っている才女だそうです。リボロフレフ氏が巻き込まれた絵画の詐欺事件では、詐欺で逮捕されたディーラーの弁護士から逆に盗聴によるプライバシーの侵害で反訴され、リボロフレフ氏と共に逮捕されている事から、彼の顧問弁護士の立場にあると思われます。

ロシア人のミハイル・サゾーノフ(Mikhail Sazonov)氏はリボロフレフ氏の個人的な財政顧問という事しか分かりませんでした。この人物も前述の絵画詐欺事件の絡みで名前が出て来ます。この3人に会長と副会長を加えた5人は明らかに『リボロフレフ派』と言える人物です。

ベルギー人のウィリー・デ・ブルイン(Willy De Bruyn)氏はブリュッセルの出身で遥か昔にアンデルレヒトでプレーしていた事もある73歳の人物で、リボロフレフ氏のモナコ買収に関わっていた様です。彼はベルギーのメディアのインタビューに『私の心は半分がモナコでもう半分はアンデルレヒト』とも語っています。恐らく彼も『リボロフレフ派』なのではないかと思われます。モナコのバスケットボールチームの理事も務めており、チームの公式YouTube動画にも登場しています。

確実に『公国派』と断言出来るのはその他の3分のうちの2人です。1人はリボロフレフ氏の前の会長であるエティエンヌ・フランジ氏。モナコ人以外では初の会長として生え抜きを中心とした若手を重用したジェローム・ド・ボンタン氏が成績不振という理由で公国政府に会長の座を追われ、代わりに着任したものの、ボンタン氏にリストラされたマルク・ケラー氏(現ストラスブール会長)をゼネラル・ディレクターとして復帰させ、ギー・ラコンブ監督を招聘。腹心の副会長には自分の家族の代理店を介してスポンサー契約が出るなど、とにかくチームを崩壊させた張本人と言える人物と言えます。ラコンブ監督の解任が遅れ、さらに後任人事においてもラコンブと同様に守備的な戦術を得意とするバニード監督を復帰させた事。降格した責任をケラー氏だけに押し付けて疑惑の副会長共々留任した事。最終的には最下位争いに沈んでいながら監督経験がほぼ皆無なマルコ・シモーネを招聘した事など、とにかく批判が多い人物なので、あまり口出し出来ないポジションに収まって居てくれるとありがたいです…

フランス人のJoël Bouzou氏は元近代五種の選手で、1987年の近代五種世界選手権王者、オリンピックでも84年のロス五輪の時に銅メダルを獲得しています。アルバートU世によって設立されたPeace and Sportという団体(www.peace-sport.org)の会長も務めています。彼とフランジ前会長が明らかに『公国派』と言える人物です。

もう1人、フランス人のJean-Pierre Gastaud氏という人物が理事に名を連ねているのですが、彼については情報が不足しており明言を避けたいのですが、どうやら弁護士もしくは博士号を持つ法律専門家の様です。ここからは憶測になりますが、ベルシェダ氏がリボロフレフ氏側の弁護士ならば、彼は公国側の弁護士なのかもしれません。ウィリー・デ・ブルイン氏をリボロフレフ派とし、彼を公国派とすると6対3となり、ちょうど株式比率と比例する事になります。

ヴァシリエフ副会長の下、ゼネラルディレクター補佐のオルベック氏、スポーティングディレクターのコルドン氏率いるスポーツ部門の各スタッフ、カウンセラーのDhondt氏らが名を連ねる財務・営業等の部門のオフィサー、彼らフロントの人物やジャルディム監督を筆頭とするコーチングスタッフにばかりついつい目が行ってしまいがちですが、チームの舵取りの最終的な意思決定を委ねられる理事にあえて目を向けてみました。

リボロフレフ氏の会長就任以来、リーグアン昇格直前の税制優遇規制問題、2014年から2015年にかけてのFFPへの対応問題など、とにかく困難にばかり直面しながらも、欧州のカップ戦への出場権を再び確保したこの3年で2度目のチャンピオンズリーグベスト8に導いた事は賞賛に値すると思います。問題をクリアしつつある今、近日中に結論が出そうなセルクル・ブルッヘの株式取得を皮切りに攻めに転じる時です。リボロフレフ会長とヴァシリエフ副会長以下、理事やフロントの手腕に期待しましょう。
posted by もなこ at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする